GPT-5.6が出たら今すぐやること10個|チェックリスト
- 更新日: 2026年7月15日
- 読了目安: 約15分
- 作業時間: 約1〜2時間
GPT-5.6は、OpenAIが2026年7月9日(日本時間7月10日)に一般提供を開始した最新のAIモデル世代で、Sol(太陽)・Terra(地球)・Luna(月)の3モデル体制になりました。日本も初日から利用できます。
この記事は、Codexの更新から /model での切り替え、使い分け基準、プラン確認、料金感覚、effort調整、Ultraモード、ChatGPT Work、Claudeとの使い分けまで、今すぐやること10個をチェックリスト形式でまとめました。上から順にやれば、今日中に「GPT-5.6を使いこなす体制」が整います。
この記事で分かること
「GPT-5.6 やること」「GPT-5.6 使い方」で検索している人が知りたいことは、たぶん機能一覧ではありません。
自分のプランで何が使えるのか。
3つのモデルはどう使い分けるのか。
Codexの設定はどこを変えるのか。
UltraとかmaxとかWorkとか、新しい言葉が増えたけど何から触ればいいのか。
そしてClaudeと両方使うなら、どう役割分担するのか。
GPT-5.6とは、OpenAIが2026年7月9日に一般提供を開始したAIモデル世代で、深い推論のSol、バランス型のTerra、高速・低価格のLunaの3モデルで構成されています。
この記事の10個のチェックを上から順に進めれば、更新・切り替え・使い分け基準・料金感覚・新機能の試運転まで、初日にやるべきことが一通り終わります。
全部やっても、実作業は1〜2時間程度です。
- GPT-5.6とは?3モデル体制をざっくり理解する
- 始める前の準備
- チェックリスト10個の全体像
- 1. Codexを最新版に更新する
- 2. /model でSolに切り替えて1タスク
- 3. Sol・Terra・Lunaの使い分け基準を決める
- 4. 自分のプランで使えるモデルを確認する
- 5. 料金感覚をつかむ
- 6. モデル別のeffortを調整する
- 7. Ultraモードを1回試す
- 8. 新デスクトップアプリのモード切替に慣れる
- 9. ChatGPT Workにルーチンを1つ任せる
- 10. Claude(Fable 5)との使い分けを決める
- よくあるエラーと対処法
- AIに聞くためのプロンプト集
- よくある質問
- まとめ
GPT-5.6とは?3モデル体制をざっくり理解する
GPT-5.6とは、OpenAIの最新モデル世代です。2026年6月26日に約20の提携組織向け限定プレビューが始まり、2026年7月9日(日本時間7月10日)に一般提供(GA)が開始されました。初日から全地域が対象で、24時間で完全展開。ChatGPT、ChatGPT Work、Codex、APIで使えます。
今回の一番大きな変化は、モデルが3つに分かれたことです。
「5.6」がモデルの世代、Sol・Terra・Lunaが能力のティア(等級)という整理で、このティア名は次の世代以降も続く予定です。つまり今ここで3つの役割を覚えておくと、次のモデルが出ても迷いません。
3モデルそれぞれの詳しい違いや性能の話は、下の記事でまとめています。この記事は「理解」より「今日やる行動」に集中します。
公式情報:
始める前の準備
準備はほぼいりません。確認だけしておきましょう。
- ChatGPTアカウント(無料アカウントでもチェックリストの大半は進められます)
- Codexを使う人は、Codexが導入済みであること
- 契約しているプラン名が分かること(Free / Go / Plus / Pro など)
Codexをまだ入れていない人は、先にインストールを済ませると項目1〜3と6〜7がそのまま試せます。導入はCodexインストール完全ガイドで初心者向けに解説しています。Mac・Windows対応、コピペで進められます。
Codexを使わない人も大丈夫です。項目4・5・8・9・10はブラウザとアプリだけで進められます。
チェックリスト10個の全体像
先に全体を見せます。上から順にやるのがおすすめですが、Codexを使わない人は1〜3を飛ばして4から始めてもOKです。
- 1. Codex CLIとデスクトップアプリを最新版に更新する(約5分)
- 2. /model でSolに切り替えて1タスク投げる(約10分)
- 3. Sol・Terra・Lunaの使い分け基準を決める(約10分)
- 4. 自分のプランで使えるモデルを確認する(約5分)
- 5. 料金感覚をつかむ(約5分)
- 6. モデル別のeffort(推論の深さ)を調整する(約10分)
- 7. Ultraモードを1回試す(約15分)
- 8. 新デスクトップアプリのモード切替に慣れる(約10分)
- 9. ChatGPT Workにルーチンを1つ任せる(約15分)
- 10. Claude(Fable 5)との使い分けを決める(約10分)
それぞれ「なぜやるのか」「具体的に何をするのか」「できたかどうかの確認方法」まで書いていきます。
1. Codex CLIとデスクトップアプリを最新版に更新する
最初にやるのは更新です。理由は単純で、古いままだとGPT-5.6のモデルが選択肢に出てこないことがあるからです。「自分のプランでは使えないのか」と勘違いする原因の多くが、実はただのバージョン不足です。
ターミナル(Windowsの人はPowerShell)を開いて、Codex CLIを最新版に更新します。インストール時と同じ、npmのコマンドです。
npm install -g @openai/codex@latest
終わったら、バージョンを確認します。
codex --version
新しいバージョン番号が表示されればOKです。数字が変わらない場合は、ターミナルをいったん閉じて開き直してから、もう一度確認してください。
デスクトップアプリを使っている人は、アプリ側も最新版にします。新しいChatGPTデスクトップアプリ(Mac / Windows)は、Chat・Work・Codexが1つのアプリに統合されているので、アプリを最新にしておけば3つのモードがまとめて使える状態になります。アプリ内の更新案内に従うか、公式サイトから最新版を入れ直してください。
- codex --version で新しいバージョンが表示される
- デスクトップアプリを開いて、モデルやモードの表示が新しくなっている
うまくいかない場合は、この記事のエラー対処へ進んでください。
Codexでのモデル切り替えやeffort設定をがっつり使い込みたい人は、下の記事で1つずつ解説しています。
2. /model でSolに切り替えて1タスク投げる
更新が終わったら、まずフラッグシップのSolを体感します。新モデルの実力は、記事を10本読むより1タスク投げる方が確実に分かります。
Codexを起動します。
codex
起動したら、入力欄にスラッシュコマンドを打ちます。
/model
モデルの一覧が表示されるので、Solを選びます。/model はモデルの切り替えだけでなく、effort(推論の深さ)の調整もできる画面です。effortは項目6で触るので、まずはモデルだけSolにすればOKです。
起動時にモデルを指定したい場合は、こういう書き方もできます(例はTerra指定)。
codex -m gpt-5.6-terra
Solに切り替えたら、最初のタスクを投げます。Solは深い推論が得意なので、1問1答ではなく「考える工程が多い仕事」を丸ごと渡すのがおすすめです。下のプロンプトをコピーして、自分の状況に合わせて使ってください。
私の作業環境と仕事内容を整理して、改善プランを作ってください。
私の仕事:
(例: SNS運用と小さなWebサイトの管理をしています)
今の悩み:
(例: 毎週のレポート作成に3時間かかっている)
やってほしいこと:
1. 私の仕事を「頭を使う仕事」「手を動かす仕事」「単純作業」の3つに分類する
2. それぞれをAIに任せる場合の具体的な手順を提案する
3. 今週から始められる改善を、優先度順に3つ選ぶ
4. それぞれの改善に必要な時間と、期待できる効果を見積もる
注意:
- 秘密のキーやパスワードが必要な提案はしないでください
- 提案は「今日できること」から順に並べてください
- /model の一覧でSolに印が付いている
- 1タスク投げて、回答の「考えの深さ」を体感した
ここで「おっ」と思えたら、GPT-5.6を使い込む価値があります。正直、短い質問だと前の世代との差は感じにくいです。差が出るのは、考える工程が多い仕事です。
3. Sol・Terra・Lunaの使い分け基準を決める
3モデル体制で一番大事なのは、「毎回どれを使うか迷わない状態」を作ることです。迷う時間が一番もったいないので、先に自分ルールを決めてしまいます。
基本の使い分けはこれです。
自分の作業に当てはめると、たとえばこうなります。
- Sol: 新しいサービスの企画書の骨子づくり、コードベース全体の設計見直し、複雑な比較検討
- Terra: ブログ記事の下書き、決まった仕様でのコード実装、資料の要約、メール文面の作成
- Luna: 問い合わせの仕分け、CSVからのデータ抽出、大量テキストのタグ付け
やることはシンプルです。自分がAIによく頼む作業を10個書き出して、それぞれにSol / Terra / Lunaのどれを使うか印を付けてください。10分で終わります。
「迷ったらTerra」にしておくことです。Terraで足りなければSolに上げる、単純作業だと気づいたらLunaに下げる。この運用が一番ムダがありません。
- 自分の頻出作業10個に、使うモデルの印が付いている
- 「迷ったらどれ」のデフォルトを決めた
4. 自分のプランで使えるモデルを確認する
ここが今回一番混同しやすいポイントです。GPT-5.6は、同じプランでも「どこで使うか」によって使えるモデルが変わります。
場所ごとの対応はこうなっています(2026年7月時点)。
見落としやすいのは2つです。
1つ目は、無料アカウントでもCodexやChatGPT WorkならTerraが使えること。「Freeだから関係ない」と思って様子見するのは損です。前世代フラッグシップ級のTerraが無料で触れます。
2つ目は、Chatの推論レベルとモデルの関係です。ChatのPlusプランでは、推論レベルがInstantだとGPT-5.5 Instantが応答し、Medium / High / Extra HighにするとGPT-5.6 Solが応答します。「Plusにしたのに5.6の実感がない」という人は、推論レベルがInstantのままの可能性が高いです。
- 自分のプラン名と、Chat / Work / Codexそれぞれで使えるモデルを言える
- Chatを使う人は、推論レベルの設定場所を確認した
プランの提供条件は変わる可能性があります。最新は公式の案内で確認してください。
5. 料金感覚をつかむ(価格表とClaude比較)
モデルを使い分けるには、ざっくりでいいので料金感覚が必要です。API価格(100万トークンあたり、入力/出力)を並べます。
Claude側(比較用)はこの水準です。
並べると位置関係が見えてきます。SolはOpus 4.8とほぼ同じ価格帯で、Fable 5の半分。TerraはSonnet 5に近い水準。Lunaはさらにその下です。「フラッグシップのSolでも、Claudeの最上位より安い」というのが今回の価格設計です。
サブスクで使う分には従量課金を意識する必要はありませんが、この感覚があると「この作業をLunaに落とせば5分の1で済む」という判断ができるようになります。
Team Agentで、OpenAIの画像生成API(gpt-image-2)を使ってキャラクター画像を2枚作ってみました。quality=highの設定では2回とも数分待った末にOpenAI側で接続が切断され、quality=mediumに落としたら1枚約1〜2分で安定して生成できました。出来上がりは1536x1024で約2.9〜3.0MBです。
APIは「最高設定が常に正解」ではなく、設定を一段落とすと安定とコストが両立することがある、というのは覚えておいて損がないです。
- Sol・Terra・Lunaの価格の並び(5 : 2.5 : 1)が頭に入った
- Claudeのモデルとの価格の位置関係をイメージできた
料金は変わる可能性があります。最新は公式の料金ページで確認してください。
6. モデル別のeffort(推論の深さ)を調整する
GPT-5.6では、モデルの選択に加えて、effort(どれだけ深く考えてから答えるか)をモデル別に調整できます。対象はChatGPT WorkとCodexのPlus以上のプランです。
effortの選択肢はこの6段階です。
- Light/Low: 最小限。すぐ返ってくる
- Medium: 標準
- High: 深め
- Extra High: かなり深い
- max: 単一エージェントとしての推論深度を最大化
- ultra: 複数エージェントの並列実行(次の項目で扱います)
Codexでは /model の画面から、モデルの切り替えと合わせてeffortを調整できます。
/model
使い方の目安はこうです。
- Lunaで雑用: Light/LowかMediumで十分
- Terraで日常作業: Medium、仕上げたい時はHigh
- Solで設計・分析: HighかExtra High、ここぞの1本はmax
effortを上げるほど品質は上がりやすいですが、応答時間とトークン消費も増えます。全部をExtra Highにするのではなく、「作業の重さに合わせて深さを変える」のがGPT-5.6の正しい使い方です。
maxは1つのエージェントが最大の深さで考える設定で、GPT-5.6が使える全ユーザーが設定で切り替えられます。次の項目で出てくるUltra(複数エージェント並列)とは別物なので、混同しないでください。
- /model からeffortを変更できた
- モデルごとの「普段のeffort」を決めた
7. Ultraモードを1回試す
GPT-5.6の目玉機能の1つが、Ultraモードです。これは複数のAIエージェントを同時に走らせて(デフォルト4エージェント)、品質と完了までの速さを買うモードです。
対象は、CodexならPlus以上、ChatGPT WorkならPro / Enterpriseです。
Ultraは追加料金を払う機能ではなく、トークン消費が増える形で支払う設計です。つまり、使った分だけ利用枠の減りが早くなります。
軽いタスクにUltraを使うのは、近所のコンビニにタクシーで行くようなものです。
Ultraが活きるのは、こういうタスクです。
「1回試す」のがこの項目のゴールなので、手持ちのタスクの中で一番重いものを1つ選んで、Ultraで投げてみてください。通常実行との差(品質と速さ)を体感したうえで、「自分の仕事でUltraを使うのは月に何回くらいか」の感覚をつかむのが目的です。
- Ultraで重いタスクを1回実行した
- 実行後に利用枠の減り方を確認した(ここが体感として一番大事です)
8. 新デスクトップアプリのモード切替に慣れる
GPT-5.6のGAと合わせて、ChatGPTのデスクトップアプリ(Mac / Windows)が新しくなり、Chat・Work・Codexを1つのアプリで切り替えられるようになりました。
3つのモードの役割は、こう整理すると迷いません。
慣れるための練習として、同じテーマを3つのモードに投げ分けてみるのがおすすめです。たとえば「競合サービスの調査」なら、Chatには「この業界の主要サービスを教えて」、Workには「主要5サービスの比較レポートを作って」、Codexには「比較表をHTMLページにして」と頼む。同じテーマでも、モードによって返ってくるものの形が全然違うことが分かります。
この「質問なのか、成果物なのか、実装なのか」で入口を選ぶ癖がつくと、GPT-5.6の3モード体制は一気に使いやすくなります。
- デスクトップアプリでChat・Work・Codexを切り替えられた
- 同じテーマを2つ以上のモードに投げて、出力の違いを見た
9. ChatGPT Workにルーチンを1つ任せる
ChatGPT Workは、GPT-5.6のGAと同時にリリースされた自律エージェント製品です。複数ステップの業務を自動で進めて、「途中経過」ではなく「完成した業務成果物」を返してくれます。
ここでやることは1つだけ。毎日・毎週やっている定型業務(ルーチン)を1つ選んで、Workに任せてみることです。
任せやすいルーチンの例:
無料アカウント(Free / Go)でもWorkはTerraで使えるので、プランを上げる前に試せます。
Workが返してくるのは「完成品の形をした成果物」ですが、中身の確認は必ず人間がやってください。特に社外に出す資料や数字が入る資料は、公開・提出前のチェックを省かないこと。AIに任せるのは作業で、責任までは任せられません。
- ルーチンを1つWorkに任せて、成果物を受け取った
- 成果物を自分でチェックして、直しが必要な箇所の傾向をつかんだ
10. Claude(Fable 5)との使い分けを決める
最後は、Claudeと両方使っている人(これから使う人)向けの項目です。
GPT-5.6が出たからといって、「どっちが勝ちか」を決める必要はありません。決めるべきは、自分の仕事のどこをどちらに任せるかです。
Team Agentで実際に回している例を出すと、現在は「Claude Fable 5で設計、Codexで実装」という分業を実運用しています。仕組みや構成を考える工程をFable 5に任せ、決まった方針でコードを書いて差分を作る工程をCodexに任せる形です。この分業にしてから、設計の質と実装の速さを両立しやすくなりました。
GPT-5.6でSol・Terra・Lunaが出揃ったので、この分業も見直しどころです。おすすめの決め方は、理屈より実測です。
- 1. 自分の代表的なタスクを2つ選ぶ(例: 企画の壁打ちと、記事の下書き)
- 2. 同じタスクをGPT-5.6(Sol or Terra)とClaudeの両方に投げる
- 3. 出力の質、かかった時間、直しの量を比べて、タスクの種類ごとに担当を決める
比べるときは、勝ち負けを1回で決めず、「このタイプの仕事はこっちが合う」をメモしていくのがコツです。両者の性格の違いや、シリーズ全体を通した比較の話は、まとめ記事で扱います。
- 代表タスク2つで、GPTとClaudeの出力を比べた
- 「この仕事はGPT」「この仕事はClaude」の初期ルールをメモした
よくあるエラーと対処法
チェックリストを進めていて止まりやすいポイントをまとめます。エラー文をAIに貼って相談する時も、秘密のキーやパスワードは貼らないでください。
/model にSolやLunaが出てこない
症状: Codexで /model を開いても、Terraしか出てこない。またはGPT-5.6系のモデルが1つも出てこない。
原因: Free / Goプランのため、CodexではTerraのみ提供されている。Codex CLIやデスクトップアプリのバージョンが古い。
確認すること: 自分のプランがFree / Go / Plusのどれか。codex --version の結果が最新になっているか。
対処: まず項目1の更新コマンドでCodexを最新版にして、ターミナルを開き直します。それでもTerraしか出ない場合は、プランの仕様どおりの可能性が高いです(Free / GoはTerraのみ)。Sol・Lunaも使いたい場合は、Plus以上へのアップグレードを検討してください。
ChatGPT(Chat)でGPT-5.6が選べない
症状: ChatGPT本体でGPT-5.6を使いたいのに、モデルの選択肢に見当たらない。
原因: Free / GoプランはChat本体でGPT-5.6を使えません。Plusの場合、Chatで使えるのはSolのみで、推論レベルの設定に紐づいています。
確認すること: 自分のプラン。推論レベルの設定がInstantになっていないか。
対処: Plusの人は、推論レベルをMedium以上にします(Medium / High / Extra HighでGPT-5.6 Solが応答します)。Free / Goの人は、CodexまたはChatGPT WorkならTerraが使えるので、そちらで試してください。提供条件は変わる可能性があるため、最新は公式ヘルプで確認してください。
codex -m gpt-5.6-terra がエラーになる
症状: 起動時にモデルを指定したら、モデルが見つからないというエラーが出る。
原因: Codex CLIが古く、GPT-5.6系のモデル名を知らない。モデル名の打ち間違い(ハイフンやドットの位置)。
確認すること: codex --version が最新か。モデル名が gpt-5.6-terra の形になっているか。
対処: npm install -g @openai/codex@latest で更新してから再実行します。モデル名はコピペで入れ直してください(手打ちだとスペルで間違いやすいです)。それでも通らない場合は、codex で普通に起動して /model から選ぶ方が確実です。
Ultraを使ったら利用枠が一気に減った
症状: Ultraモードを数回使っただけで、利用枠の残りが思ったより少なくなった。
原因: Ultraは複数エージェント(デフォルト4)を並列で走らせるため、トークン消費が増える設計になっています。軽いタスクにもUltraを使ってしまっているケースが多いです。
確認すること: Ultraで実行したタスクの回数と重さ。通常実行で十分だったタスクが混ざっていないか。
対処: Ultraは「大規模なコード変更」「複数分野の調査」「多資料の分析」のような重いタスク専用にします。日常のタスクは通常実行に戻し、effortの調整(Medium〜High)で品質を確保してください。枠の回復を待つ間は、TerraやLunaで軽い作業を進めるのが現実的です。
config.toml に書いた既定モデルが反映されない
症状: ~/.codex/config.toml に既定のモデルを書いたのに、起動すると別のモデルになっている。
原因: 書式の誤り(引用符やスペルのミス)。設定ファイルの変更後にCodexを再起動していない。起動コマンドの -m 指定が設定より優先されている。
確認すること: ファイルの場所が ~/.codex/config.toml になっているか。起動時に -m で別のモデルを指定していないか。
対処: 設定ファイルを保存し直して、Codexを完全に終了してから起動し直します。起動後に /model で現在のモデルを確認してください。設定の書き方はバージョンで変わることがあるため、うまくいかない時は公式ドキュメントの最新の書式を確認してください。
デスクトップアプリにWorkやCodexのモードが見当たらない
症状: 新しいデスクトップアプリの話を聞いたのに、自分のアプリにはモード切替が見当たらない。
原因: アプリが古いバージョンのまま。段階的な展開のタイミングで、まだ自分の環境に来ていない。
確認すること: アプリの更新案内が出ていないか。公式サイトから最新版を入れ直せるか。
対処: アプリを最新版に更新します(案内が出ない場合は、公式サイトから入れ直すのが早いです)。更新しても出ない場合は、少し時間を置いてから確認してください。急ぎの場合は、ブラウザ版やCodex CLIで先に作業を進めましょう。
詰まったら、そこで止まらなくて大丈夫です。
「更新したのにモデルが出てこない」のような環境ごとの問題は、画面を見ながらの方が早く解決します。この記事を読んでも分からなかった人は、公式LINEまでお問い合わせください。30分無料で面談したり、一緒に画面を見ながら作業したりすることも可能です。
AIに聞くためのプロンプト集
チェックリストの途中で迷ったら、状況を整理してAIに聞くのが一番早いです。ChatGPTでも、Claudeでも、Codex自身に聞いてもOKです。
秘密のキー、パスワード、顧客情報、決済情報は貼らないでください。自分のプランで何が使えるか整理したい時
GPT-5.6のモデルがどこで使えるのか整理したいです。
契約しているプラン:
よく使う場所(ChatGPT本体 / デスクトップアプリ / Codex):
今分からないこと:
ChatGPT本体、ChatGPT Work、Codex、APIのそれぞれで、
私のプランで使えるGPT-5.6のモデル(Sol / Terra / Luna)を表にして教えてください。
Sol・Terra・Lunaの使い分けルールを作りたい時
GPT-5.6のモデル使い分けルールを作りたいです。
私の仕事:
AIによく頼む作業(箇条書きで10個くらい):
設計・分析はSol、実装・日常はTerra、雑用・大量処理はLunaという基準で、
私の作業それぞれにどのモデルを使うべきか、振り分け表を作ってください。
迷った時のデフォルトも1つ決めてください。
Codexのモデル切替で詰まった時
CodexでGPT-5.6への切り替えが上手くいきません。
codex --version の結果:
契約しているプラン:
実行したコマンドまたは操作:
表示されたメッセージ:
バージョン、プラン、操作のどれが原因になりそうか、確認する順番を教えてください。
effort設定をどうするか迷った時
GPT-5.6のeffort(推論の深さ)設定で迷っています。
使っているモデル:
よくやる作業:
今のeffort設定:
不満な点(遅い / 浅い / 枠の減りが早い など):
Light/LowからExtra High、maxまでの選択肢のうち、
私の作業ごとにどのeffortが合うか、理由つきで提案してください。
Ultraを試すタスクを選びたい時
GPT-5.6のUltraモードを試したいです。
契約しているプラン:
今抱えているタスク(箇条書き):
Ultraはトークン消費が増える分、重いタスク向きと聞きました。
私のタスクの中でUltraを試す価値があるものを1つ選び、
通常実行とどう結果を比べればいいかも教えてください。
ClaudeとGPTの使い分けを設計したい時
GPT-5.6とClaudeの使い分けを決めたいです。
私の仕事:
今使っているAIツールとプラン:
週によくやる作業:
同じタスクを両方に投げて比べる前提で、
比較に使う代表タスクを2つ選び、比較の観点(質・速さ・直しの量)で
記録するためのメモのフォーマットを作ってください。
よくある質問
GPT-5.6は無料で使えますか?
GPT-5.6は、ChatGPT本体(Chat)ではFree / Goプランで使えませんが、CodexとChatGPT WorkならFree / GoプランでもTerraが使えます。Sol・Lunaを含む3モデルを使うにはPlus以上のプランが必要です。APIは全プランで3モデルとも従量課金で使えます。最新の提供条件は公式ヘルプで確認してください。
Sol・Terra・Lunaはどれを選べばいいですか?
GPT-5.6の基本の使い分けは、設計・難しい分析はSol、実装や日常の作業はTerra、分類・抽出などの大量処理はLunaです。迷ったらTerraをデフォルトにして、足りなければSolに上げ、単純作業ならLunaに下げるのが一番ムダのない運用です。
GPT-5.6はPlusプランで使えますか?
GPT-5.6はPlusプランで使えます。ただし場所によって内容が違い、ChatGPT本体ではSolのみ(推論レベルMedium以上でSolが応答)、ChatGPT WorkとCodexではSol・Terra・Lunaの3モデルとモデル別のeffort設定が使えます。
Ultraモードとmaxの違いは何ですか?
GPT-5.6のUltraモードは複数のエージェント(デフォルト4)を並列で走らせるモードで、maxは1つのエージェントの推論の深さを最大にする設定です。Ultraの対象はCodexがPlus以上、ChatGPT WorkがPro / Enterpriseで、トークン消費が増える形で支払います。maxはGPT-5.6が使える全ユーザーが設定で切り替えられます。
CodexでGPT-5.6に切り替えるにはどうすればいいですか?
CodexでGPT-5.6に切り替えるには、対話中に /model を打ってモデルを選ぶのが基本です。起動時に指定するなら codex -m gpt-5.6-terra のように -m オプションを使い、毎回の既定値は ~/.codex/config.toml に書きます。モデルが一覧に出ない場合は、先にCodexを最新版へ更新してください。
GPT-5.6とClaude Fable 5はどちらが良いですか?
GPT-5.6とClaude Fable 5は、どちらか一方に決める必要はなく、タスクの種類で使い分けるのが現実的です。Team Agentでは実際に「Fable 5で設計、Codexで実装」という分業を運用しています。自分の代表タスクを両方に投げて、質・速さ・直しの量で比べてから担当を決めるのがおすすめです。
GPT-5.6のAPI料金はいくらですか?
GPT-5.6のAPI料金は100万トークンあたり、Solが入力$5・出力$30、Terraが入力$2.50・出力$15、Lunaが入力$1・出力$6です。参考として、Claude Fable 5は入力$10・出力$50なので、フラッグシップのSolでもFable 5の半分の水準です。料金は変わる可能性があるため、最新は公式ページで確認してください。
GPT-5.6はいつから使えますか?
GPT-5.6は2026年7月9日(日本時間7月10日)に一般提供が始まっており、今すぐ使えます。初日から全地域が対象で、日本も利用できます。ChatGPT、ChatGPT Work、Codex、APIで提供されています。2026年6月26日からの限定プレビューを経ての一般提供です。
まとめ
GPT-5.6が出たら今すぐやること10個、おさらいです。
- Codex CLIとデスクトップアプリを最新版に更新する
- /model でSolに切り替えて1タスク投げる
- Sol・Terra・Lunaの使い分け基準を決める(設計=Sol、実装=Terra、雑用=Luna)
- 自分のプランで使えるモデルを確認する(ChatとWork/Codexで違う)
- 料金感覚をつかむ(Sol $5/$30、Terra $2.50/$15、Luna $1/$6)
- モデル別のeffortを調整する
- Ultraモードを1回試す(トークン消費増に注意)
- 新デスクトップアプリのモード切替に慣れる
- ChatGPT Workにルーチンを1つ任せる
- Claude(Fable 5)との使い分けを決める
全部やっても1〜2時間です。新モデルは「発表を読んだ人」ではなく「触って自分ルールまで作った人」から順に強くなります。今日、上から順に潰していってください。
更新履歴
- 2026-07-14: 記事公開。2026年7月9日のGPT-5.6一般提供(Sol・Terra・Luna)に対応。